保育士、幼稚園教諭、小学校教諭3つ同時取得できる大学に入学して得したこと

保育士資格が取得できる大学に入って勉強しました。
4年制の大学に入り、幼稚園教諭一種免許と小学校教諭一種免許も同時に取得しました。
大学3年生の時に、在住している市で開催されていた保育フェスタに参加し、5つから7つの保育園のお話を聞きました。その中で保育理念が自分の保育観と似ていると感じた保育園に、二日ほど実習という形で保育に参加させていただきました。保育の内容や、保育士の子どもへの関わり方、子どもたちの姿を見て、ここで働きたいと思いました。
大学4年生になると、大学に求人票が来ていたので、採用試験を受け、採用していただきました。その後3年と数か月働き、結婚をして県外に引っ越しをするタイミングで退職しました。
大学の授業料4年間分で、480万円ほどだと思います。
小学生のときから保育士になるのが夢でした
小学生の時、将来の夢を書いてくるという宿題が出て、母に相談しました。
「何か好きなものある?」と母に聞かれ、「赤ちゃんがかわいいから好きだな」と答えると、「それなら保育園の先生になればいいんじゃない?」と言われ、保育士という仕事を知りました。
保育士について知れば知るほど、「保育士になりたい!」という思いが強くなり、そのころから将来の夢が保育士になりました。
保育園での事故のニュースを見たりして、自分には子どもの命を預かることができるのか…と悩むこともありましたが、大学受験の時にやっぱり子どもと関わることができる保育士になりたいと改めて思い、保育士資格が取得できる大学を受験をし、無事入学することができました。
0歳児1歳児のクラス担任
0歳児クラスと1歳児クラスを担任していたので、子どもの成長を間近で見られることがやりがいでした。
散歩に出かけて、昨日まで一人で滑り台の階段を上ることができなかったに、一人でハイハイで上り、頂上で足の向きを変えて足から滑ることができたときの子どもの嬉しそうな顔。
一人でズボンに足を通して、お腹がまでズボンを上げることができたときの達成感に満ち溢れた顔。
毎日毎日少しずつできるようになることが増えていって、その少しずつできるようになるたびに喜びがあり、それを子どもと共有できたときは私自身も本当に嬉しいです。
それを保護者の方に話したとき、子どもと保護者と自分の三人でまた喜びが共有できて、保育士になってよかったなとつくづく感じます。
乳児のクラスは複数担任
乳児のクラスは複数担任なので、人間関係が大変だと思います。
クラスのリーダーの思う保育を担任みんなで作っていくという感じなので(本当は担任全員で作っていくものですが、若手が多い現場ですので、実質ベテランのリーダーが取り仕切っていくことになります)、ベテランのリーダーに叱られないように…と思いながら保育をしていた時はつらかったです。
今思うと、リーダーにびくびくするのではなく、子どもともっと向き合えていたらリーダーのことを気にすることなく保育できていたかなと反省しています。
逆に担任全体がお互いの思いを伝えったみんなでクラスを作り上げるような年は、私自身も生き生きと保育できたと思いますし、子どもたちものびのびしていたように感じます。
持ち帰りの仕事があることも
「子どもが好き」だけでは保育士の仕事は務まりませんが、「子どもが好き」と思える人じゃないと保育士はできません。子どもが大好きな人なら、つらいことも、子どもの笑顔で乗り越えられます。
日曜日の夜は「仕事行きたくない…」と思いますが、月曜日子どもたちと会うと、「かわいい!やっぱり大好き!」と仕事を頑張れます。
毎日絶対10回以上は本気で笑います。子どもと関わっているときは、びしっと言わないといけないとき以外は基本笑顔です。心が元気になります。
持ち帰りの仕事も多いし、責任は重いし、給料は上がらないし、保育士間の人間関係に悩まされることも多いですが、大好きな子どもたちがいるから頑張ることができますよ。
資格を取るために実習などに行くと心が折れそうになると思いますが、「子どもが好き」という思いは保育士になるための必須条件なので、その思いを大切にして保育士を目指していってほしいと思います。