あこがれの職業に就けた

保育園の先生が大好きで、その頃からずっと将来の夢は保育園の先生でした。実際に保育士の仕事に就いたら、理想とは違うことばかりで戸惑いました。

まず、大学保育科で勉強したことや実習で経験したことは、参考にはなりましたが、毎日目の前の子供達と実際に関わる仕事と言うのは何が起きるか想像もつかず、起きた事に対しての対処方法は明確な物もあれば、自分で考え悩み、経験してみることで分かることがたくさんあります。

そのため、勉強の毎日で発見の毎日でした。失敗してうまく子供と関われないことも多々あり、そのたびに悩んで凹んでの繰り返しでしたが、少しずつでも悩んだり考えたことが良い方向に向かうと、達成感があり、楽しいと感じる機会も増えました。 子供達は純粋にかわいいので、イライラしたり大変なことがあっても、みんなの笑顔に癒されたり、励まされることもたくさんありました。

しかし、保育の現場は女性の職場であり、人間関係にはあまり恵まれませんでした。女同士でのうまくいかない部分や、先輩からの言葉や態度に何度も辞めたいと思うことがありました。 まだ新人の時は、自分で何が分からないのかも分からないし、やる気も自分ではあると思っていたけれど周りからはそうは見られなかったり、色々とうまくいかないことが多々ありました。

そのたびに怒られたり注意されたりしましたが、やはり経験者の先輩の言うことは正しいことが多いため、ぐっとこらえ自分で自分を変えるよう努力していきました。 同期の存在はとても大きく、愚痴を言い合ったり、慰めあったり励まし合うことで乗り越えられた部分もたくさんありました。

今は子育て中で保育の現場からは離れていますが、またあの子供達の笑顔を見るためにいつか戻りたいなぁという思いはいつも持っています。 大変なことも色々ありますが、人対人の仕事は本当にやりがいがあり充実していました。

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