モンスターペアレントには要注意、保護者はいろんな人がいる
保育専門の短期大学へ通いました。
卒業と同時に保育士、幼稚園教諭の資格が取れる短大で2年間勉強しました。授業は子どもの発達についてや心理学、美術、体育、憲法などがありました。
同じクラスの人たちを子どもだと思って絵本や紙芝居の読み聞かせをしたり(聞く側は子どもになりきって反応します)手作りおもちゃを作ったり、集団遊びをしてみる授業もありおもしろかったです。
保育実習は学校によって回数も違うかと思いますが、私は幼稚園、保育園、児童養護施設へ行かせてもらい、それぞれ実習の記録(実習簿)をつけました。
卒業後は私立の小規模保育園で7年半働き、0歳児から5歳児まで担当しました。はじめの2年間は臨時職員で、その後正規職員となりました。
その後結婚、妊娠し、産休と育休を取得したのちに復帰予定でしたが、生まれた子どもに持病があったため長期入院せざるを得ず、退職し、現在は専業主婦。
費用は大学の授業料+エプロン代等
短大の学費は親に出してもらっていたのでわかりません。
就職後にも活かせるので気になる絵本を購入したり、実習用のエプロンなどの出費もあるかと思います。
就職先に困らないのが保育士のメリット
自分が幼稚園の時に担当してもらっていた先生がいつもニコニコしていて明るくてかわいい先生で、その先生みたいになりたいと思い、小さい時から「幼稚園の先生になりたい」と思っていたのと、
高校時代に野球部のマネージャーをしていて、裏方の仕事がとても楽しかったので、自分は人のお世話をするのが好きなんだなと思いました。
一途に保育士を目指していたわけではなく、夢が変わった時期もありましたが、やはり子どもが好きだし、
将来的に結婚や出産をしてブランクができたとしても、手に職があれば再就職もしやすいと思い、最終的に保育士の学校を選びました。
電車が嫌いで、自宅から電車を使わずに通学できる範囲に保育科のある学校があったというのも大きなポイントでした。
保育士の仕事は感動がいっぱい
子どもたちの成長を間近に見られるということが最大のやりがいであり、喜びだと思います。
0歳児、1歳児のクラスは1年での成長が顕著で、年度当初にはまだ歩けない子が年度末には走れるようになっていたり、「〇〇しぇんしぇー」と名前を呼んでくれるようになった時には感動でした。
2歳前後でイヤイヤ期を迎えるとすべての返事が「いやー」なので、今日はどんな声かけをして、どう攻略しようか?
あの手この手を使ってうまく行った時は「よっしゃーー!」という感じで(笑)「こうやったらうまくいきましたよ!」と、保護者の方と共有していました。
幼児を担当していた時の発表会は練習や、準備はものすごく大変ですが1つのものを作り上げる達成感はとてもありました。
モンスターペアレントがいる
子どもの命を預かるという、とても責任のある仕事です。
年齢ごとの発達等も理解しつつ、個人差も考えながら保育をしないといけません。
「モンスターペアレント」もよく話題になっていることと思いますが、きっとどこの園にもいらっしゃいます。
1歳児や2歳児のクラスでは噛みみつきや引っかきも頻繁に起こるため、よくクレームがありました。
子どもだけではなく、保護者の方との信頼関係も築いていかないといけないので、そのひにあった些細なことや世間話でもいいので、とにかく顔あわせた方とは毎日会話をしてコミュニケーションをとることを心がけました。
季節ごとの壁面などの制作物や書類も多いので持ち帰りの仕事や残業もしないとこなせない部分もありました。
保育士の待遇は改善されつつある
少しずつ待遇が良くなってきているとはいえ、給料は安いけど大変な仕事です。
保育士の仕事を知らない人には「子供と遊んでるだけでしょ」みたいに言われたりもありますが命を預かるとてもハードな仕事でクタクタになります。
でも、日々子どもたちに癒され、年数を重ねるごとに保育のスキルが上がったなと実感していくことと思います。
実習も勉強も大変だし挫折しそうになるかもしれないけれど、未来を担う子どもたちを育てるとてもやりがいのある仕事だと思います。
私の学生時代はバイトや遊びも楽しくて勉強はおろそかにしてきてしまいましたが、現場に出てからは「もっと勉強しておけば良かった」と思うことがたくさんありましたので、バイトや遊びはそこそこにして、勉強しておくと良いかと思います。