実習は保育園・乳児院・児童養護施設・障害者施設、3回必要

高校卒業後に、地元の保育士養成校の一つである短期大に入学しました。
資格を取るために、保育園での実習に加えて乳児院や児童養護施設、障害者施設(泊まり有り)の実習が合計3回必要でした。
私は、保育園に2回と、乳児院に一回。両方ともに10日間行きました。保育園は公立園での実習でしたので、比較的簡単で、先生方も優しく指導してくださいました。
乳児院は、今まで知ることのなかった赤ちゃんを育てられない事情のあるご家庭に触れたり、実際の現場での保育士の暴言の嵐。。。
正直心が折れそうでした。
しかし、夢を叶えるためと言い聞かせて、なんとか乗り越えました。
他には、学校で様々な授業がありますが、難しすぎる教科はなく、基本的には授業に出席していれば簡単に取れる資格だと思います。
短期大学保育科の学費
短期大学の授業料が120万程だったかと記憶しています。
ピアノが苦手な方は、レッスンに通うなどで、別途必要だと思います。
ピアノが得意
幼い頃から憧れていた職業だったこと。両親が女の子だから資格を持っていた方が安心という考えだったため、自然と保育の道に進むことになりました。
今思えば、ピアノも得意で外で遊ぶことが好きで手先も器用な為、向いている仕事だったと思います。
しかし、人間関係が常につきまとう仕事ですので、1人で作業をすることが好きな私にとっては、乗り越えるべき壁もたくさんありました。
周りの先生方は、技術面が低くても、人間関係を築くことが得意な方の方が信頼されたり、活躍されることが多いと感じます。
まだまだ、女性の職場ですので、想像していた以上に過酷なこともありますが子どもたちの幸せを思う気持ちが何より大切だと感じるこの頃です。
保育園での勤務は良いことも悪いこともいっぱい
正直、一生懸命にやっていても、評価されなかったり理解されずに苦しく感じることも多い仕事です。
しかし、職場の仲間に恵まれた年には、子どもたちの幸せをみんなで願いながら保育内容を考えていったり、その日の出来事を共有したりする時間を大切に思っていました。
行事ごとなどもやりがいを感じるのにはとても良い日となります。すこしずつ、積みあげていく時間や子どもの笑顔、成長を見ると、疲れていても頑張ろうという意欲が湧いてきます。
また、理解ある親御さんからの言葉だったり、子どもの成長を共有するおしゃべりの時間の後にもやっていてよかったなぁ。と思えることが多くあります。
モンスターペアレントなどが取り上げられる時代ですが必ず理解してくださるご家庭がいることが心の支えにもなっています。
中途入社で退職…挫折したことも
過去に勤めていた園での話ですが、園長と不倫関係にある先生がおり、その先生の思うように動かない保育士や保護者が色々な理由をつけられて退職や退園に追い込まれるということがありました。
私は、中途入社だったのですが、経験が長くその先生の得意な音楽を使った活動の知識も多かったことで目をつけられ、虐待の疑いをかけられて地獄のような日々を過ごし退職しました。
これは、極端な例ではありますが、働く環境や仲間に恵まれるかどうかで大変なことやストレスが増えたり逆に大変だと感じる場面ですら誰かに手を差し伸べてもらえたことで良い経験に変わっていくのだと思います。
また、モンスター化してしまったお家の方がいた時には、自分のプライベートまで拘束されストレスでした。
対子どもよりも対大人との関係が大切な仕事かもしれません。
就職先は保育園以外にもいろいろある
今は保育園に限らず色々な場面で役に立つ資格になってきている為、持っていて損のない資格だと感じます。
しかし、イメージしている程子どもに囲まれて笑顔で過ごせる時間は少ないかもしれません。
それでも子どもを思い、人の役に立つことに生きがいを感じられるかどうか。その覚悟さえあればどんなことがあっても充実した日々を送ることができる仕事です。
良い仲間に出会い、切磋琢磨しながら保育士としての経験を積んでいくことが一番の魅力かと感じていますので、是非頑張って資格取得に挑戦してみてください!!
そして、就職を希望する所には必ず見学に向かい、先生同士の関係性や子どもの表情。保育理念などを確認することをオススメいたします。
是非頑張ってください!